6月24日一般質問に立ちました。
足かけ3年取組んでいる上下水道局の体質改善の視点から
①上下水道局職員の処分および市・公営企業における懲罰について 。
胸先三寸の処分はNO!職員の人権と市民の笑顔を守る風通しの良い組織を。
(こちらは翌日の東京新聞さんに一部掲載されました)
長年のテーマ「環境共生都市」の視点から②③を。
②生田緑地ビジョンおよび生物多様性センターについて。
生田緑地に生物多様性センターを!市×企業×大学・研究所×市民・団体の連携でナラ枯れの資金調達を含む自然再興を。
③川崎港における藻場の形成とブルーカーボンクレジットについて!
川﨑港から藻場の形成をし、ネイチャーポジティブ(自然再興)を実現すべき。
④登戸土地区画整理事業については時間切れで次回へ
30分みっちり使って質問。しっかり調査したことから指摘、学んだことを提案、それぞれに前向きな答弁を得ました。
主な内容は以下です。
①について
生田浄水場の浄水器の疑義を通報した職員が停職1ヶ月となった件について、公益通報かも検討せず、証言の裏どりもせず処分したことが判明。任命権者の胸先三寸ともとられかねない。職員が萎縮する。「風通しの良い組織風土を目指す」とは全く逆行していると批判。
また、公営企業と市長部局との配属の違いだけで、不服申し立てができる者とできない者が生まれる現行の地方公営企業法は時代錯誤。
国に改善を求めることを市長に質すも、このままで問題なし、との答弁。
市長も残念だが、答弁を書いた上下水道局はもっと残念。組織防衛至上主義が凝縮している。
守るべきは組織より人、その先の市民の笑顔。
徹底した組織風土改革と、通報・相談窓口の外部委託を求めました。
②について
京都府・京都市のきょうと生物多様性センターを視察し、
京都府・京都市企業大学・研究期間市民・活動団体が相互につながり、自然環境を再生させる画期的取組を紹介。
川崎市でも設置すべきであり、生物多様性の宝庫である生田緑地は特にふさわしいと提案。
副市長より、調査研究して展開すると答弁
また、生田緑地の災害対策について、全国都市緑化かわさきフェアについても提案。それぞれに前向きな答弁を得ました。
③について
大阪府・兵庫県など多自治体・他団体で展開されている大阪湾再生のビッグプロジェクト「大阪湾ブルーカーボンMOBA構想」を視察し、東京湾での展望と川﨑港での藻場実証実験を提案し、今年度、委託で検討するとの答弁。
二酸化炭素を吸収するワカメなどのブルーカーボンは樹木などのグリーンカーボンより
市場価値が高く、クレジットとして高価に取引されています。資金調達もしつつ、生物多様性・自然の
再興に資する取組を早期に展開するよう要望。
また、「ネイチャーポジティブ」という世界的な目標を総合計画に盛り込むことを要望。
全集中した定例会は昨日で終了。
明日からまた日々勉強です。