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病床のひっ迫などについて

病床の逼迫について

『病床のひっ迫などについて』(長文です)
昨日、井田病院へ伺いました。
定期診断、お陰さまで血液検査の結果は良好でした。
せっかくですので現場のヒアリングをさせて頂きましたが、
やはり12月議会において提言した全館Wi-Fiは面接が叶わない全ての患者さんのために必須だと。
現場のドクターからのお声です。この件はさらに詰めていきます。
多摩病院へは12月議会の前に伺い、年明けは保健所の現場の声も伺っています。
さらに提言を進めます。日々フェーズが変わる中、
必死に現場は頑張ってくれていて、本当に感謝しかありません。
先日井田病院がNHKニュース9に昨日は多摩病院がNHK首都圏ネットワークに取り上げられました。
増床をお願いしてもなかなか叶わない。
病床のひっ迫に歯止めがかからず「命の選別」を迫られている現状がそれぞれ報道されていました。
一方、市民の方からも日々、様々なご相談やお話を伺います。
例えば、コロナではない疾患で入院先か見つからず、
ようやく小田原市の病院に入院した多摩区の方。
コロナ陽性軽症者のご家族から、受け入れ先はなく自宅で健康観察2週間。
毎日保健所から電話がかかり、食糧が届きました。など。
病床も医療従事者も保健所も現場は既に限界を超えています。
方や市民の方の不安は痛いほどわかります。
抜本的には国策として特措法における有事の病床・医療従事者確保策を早急に策定して頂くことが必須です。
世界一を誇る日本の病床保有数の有効活用を是非。
心ある国会議員の方々是非よろしくお願いします。
また、保健所のサポート体制も必須です。
ある産業医の方が、会社がリモートになったので、
保健所に応援に行こうと思う。
そんな制度はないが、先ず動きたい、とご相談がありました。
私は是非!とお願いしました。
こういう力を広く求めて、現場の応援をお願いすることは重要です。
現場には「今」力が必要です。
17日NHKスペシャルで「未治療死」が特集されていました。
阪神淡路大震災の時、救出され病院に運ばれるも、医療資材も欠乏し、処置できぬまま亡くなった方々がいらしたそうです。
コロナ下での災害では、未治療死は爆発的に増えるとのデータが示されていました。
「それはそうだ。DMAT(災害派遣医療チーム)は災害が起きていない地域の医療体制に余裕のある医師や看護師が派遣されるが、
コロナ下では、余裕のある医療従事者はほぼ皆無。
災害派遣チームに所属する医療従事者を擁する病院はコロナ対応病院として限界超えの日々だ」そう教えて下さったのはDMATとしても活躍する医師です。
コロナ陽性患者さんが自宅で急変して亡くなる事例は既に「未治療死」の領域かとも思います。
現場の窮状に接して己の微力を思い知りながら、
歯を食い縛って頑張る方々不安な市民の方々の心と命をどうしたら救えるのか。国も地方も既存の力学や枠組みを超え超党派の総力戦で政治が必死に良策を示し、心を込めて語らなければ国民、市民の皆さまを救えないし、言葉も届かないと痛感します。
政治が信用されていない現実を私たち政治家は真摯に受け止め反省し、
付託されている責任を命がけで果たす時ではないか、と。
心ある政治家の皆さま出来る事を出来るだけ、諦めずにしっかりやってゆきましょう。
そして心ある市民の皆さまコロナを受け入れる病院や携わる医療従事者が風評被害に合うことも、受け入れる病床が増えない原因の一つです。
彼らに感謝と励ましを。否定ではなく理解を。
また、今は誰もが感染のリスクを負っています。
陽性となった患者さんは心も傷いている方が多いです。
陽性者は罪人ではありません。差別ではなく理解と寛容を。
そういう言動を広めて、コロナを乗り越えてゆきましょう。
今日もそれぞれがそれぞれの出来ることを出来るだけ、感染対策をしながら頑張りましょう。
明けない夜は絶対に絶対にありませんから。

長文を最後までお読み頂き感謝です。

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